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知識をどのように使うかの教育

教育と言えば、勉強をイメージする人が多いです。確かに勉強は教育の中でも重要なものです。しかし、表面的な勉強にばかりこだわってしまい、大事な中身をおろそかに考える人が多いでしょう。例えば、学校に出さえすれば良いと考えている大人が多く、自分の子供にも勉強を強いることがあります。昔ならばそのような幻想で生きていてもよかったわけですが、最近は単に知識を詰め込み勉強ができるだけでは意味がないとされています。そもそも、詰め込んだ知識が使えなければ何の意味もありません。その点が頭が良い人と頭が良くない人の違いともいえます。これは、子供に限らず大人でも頭でっかちになってしまいその知識を十分に使うことができず、結局無駄な知識になっていることが多いわけです。では知識はどのように使ったら良いかと言えば、実際にアウトプットをして確かめるしかありません。例えば、よく歴史の勉強をするのに意味がないと言う人もいますが、体の日は歴史は繰り返すと言う意味では非常に重要になります。日本のコロナウイルス対策も、100年以上前に流行したスペイン風の対策と同じようなことをしていました。基本的には通常のインフルエンザの対策と変わりませんが、より多くの人がそれを意識することで、蔓延を防ぐことができているわけです。もし、過去にスペイン風と呼ばれるものがあったことを知っていても、それが現代のコロナウイルスに応用することができなければ、それは単なる無駄な知識になってしまいます。このように、知識だけでなくそれを使う知恵の部分が大事になるわけですが、これはどのように学んだら良いかと言えば常に実践をすることです。人間は実践をして初めて知識に価値が高まるわけです。つまり、実践をすることが1番重要になるわけです。それにもかかわらず多くの大人たちが実践をしていないのは、失敗をするのが怖いからです。実は学校の教育の段階で失敗することに対して否定的な教育を行っているため、挑戦する大人が減ってきました。ですが失敗することを前提に挑戦する位の気持ちを持って、とにかく知識を知恵にしましょう。

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