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教育をどこで受けさせるか

子供がいるご家庭で、まだお子さんが幼い場合、将来の学校はどこに通わせようかと悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。教育をどのような環境で受けるのかは確かにその子の将来を大きく左右します。日本は比較的裕福な国であり、学校などがしっかり整備されています。それはとても良い事なのですが、その反面選択肢が多すぎて迷ってしまうのも無理はありません。お子さんの意見を一番に大切にすることが重要ではありますが、小学校をどこにするのかという問題をお子様に決めさせるわけにもいきませんし、中学校以降についてお子様に意見を聞いたとしても、まだ人生経験が少ない子供の意見だけで決めてしまうのは危険であるという側面もあります。ここで重要になってくるのは、本人の意思と親の意見をどの程度の割合で進路に反映させるのかという事です。こんな教育が受けられるからここに行かせたいという親に対して、~ちゃんと同じ学校だからという理由が大きな割合を占める子供も多い様です。一見すると子供の意見より親の意見の方が重要な部分を抑えているように思えますが、その考えもまた親目線のみで考えられた意見です。実際に学校に通う子供の立場になって考えてみましょう。何かにつまずいた時、すぐに相談できる心許せる人が近くにいる事、これはとても心強い事です。友達なら入った学校で作ればいいではないかと思われるかもしれませんが、大人がそう簡単に結婚相手とで会わないのと同じで、一期一会、数多くの人からこの人だと思える人間に出会う事はとても難しいのです。もし心許せる、相談できる人に出会えなかった場合、何かにつまずいた時相談できる人がいないかもしれません。そうなると子供の心身の発育に悪影響を与えたり、せっかく良い教育が受けられる学校に入ってもメンタルでつまずいて授業に身が入らなくなったりするリスクがあります。あくまでも子供の意見を大切に、親はその意見をつぶすのではなく道路のガードレールのような役割に徹して、より良いほうに導いていく、そのスタンスを忘れないようにしましょう。

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